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海事分野

世界のCO2排出量のうち海運部門の占める割合は、約3%にしか過ぎません。
しかし、主要な港湾近郊では、大気汚染の主な原因となっています。

その結果、国際海事機関(IMO)は、国際海運からの温室効果ガスの排出量を2050年までに少なくとも50%(2008年比)削減するという世界戦略を採択しました。また、ノルウェーのフィヨルドなど一部の地域では、2026年までに船や船舶の排出量をゼロにしなければならないなど、さらに野心的な独自の短期的取り組みを行っています。

多くの小型船舶では既に、軽量で充填時間が短い水素をバッテリーの代わりに使用しています。また今後、中・大型船でも、加圧水素よりもエネルギー密度が高い液体水素が最適なソリューションとなるものと考えられています。

Cryostarは、液体水素ポンプを提供することにより、このサプライチェーンの開発をサポートします。

2.4.1

LH2燃料・ガス供給システム

未来の船舶もまた、温室効果ガスの排出量を削減する必要があります。電池による電気推進船とともに、水素を燃料とした船舶推進用の燃料電池や、水素(デュアルフューエル)内燃機関の試作も進められています。

Cryostarは、長年にわたる船舶用LNG燃料供給と船級の経験に基づき、LH2を使用する燃料ガス供給システム用の極低温ポンプを提供する準備が整っています。

2.4.2

LH2(液体水素)バンカリング

長距離輸送船、カーフェリー、旅客フェリー、高速船など、補給時間が短くなくてはならない水素駆動推進船の大部分にとっては、液体水素源を利用するのが最適なソリューションとなります。

Cryostar社は、様々な移送容量の液体水素バンカリングポンプを提供しています。

2.4.3

LH2ターミナル

ベクトルとしての水素が、石油や天然ガスと同じように一般的なエネルギー源になれば、現在の液化天然ガス(LNG)のように、大量の液化水素(LH2)を海外に運ぶ必要が出てきます。

Cryostarは、今後もLH2輸送ポンプの開発を進めることで、LH2輸送における荷役/荷卸しのためのソリューションを提供していきたいと考えています。